水虫(足白癬・爪白癬)

im_illust006水虫とは(足白癬・爪白癬)、 白癬菌というカビ菌の一種による感染症です。放置しますと家族への感染源となります。

ただし見た目はみずむしと区別がつかない湿疹も多いので、顕微鏡での検査が必要になります。また特に夏場は細菌感染を合併しやすく急に足が腫れて歩けなくなることもあります。

なぜ水虫(足白癬・爪白癬)になるのか

水虫の原因となるカビ菌が皮膚付着したからといって、すぐに水虫になるわけではありません。
皮膚についたカビが、洗い流されずに高温多湿という好条件を得た場合、繁殖を始めます。
潜伏期は人によってバラつきがありますが、少なくとも毎晩、お風呂できれいに足を洗っていれば感染は予防できます。 水虫になりやすい方の特徴としては、

・足を清潔にしていない
・足がむれた状態が続く(長時間靴をはくとむれやすくなります)
・足の指が太く、互いにくっつき合って湿りやすい
・体温が高く、汗っかきの体質
・性ホルモンの分泌が多く、脂性
・糖尿病、免疫不全などの病気

などがあげられます。

水虫の治療法

塗り薬を用いて治療をしていきます。爪に入り込むと塗り薬が効きにくくなり爪が破壊されるため、内服薬を使用することもあります。

生活上の注意点

生活全般

足の指の間が白くじくじくする人は塗り薬を使用後なるべく指同士がくつかないようにガーゼかティシューなど柔らかいものを挟んでください。5本指の靴下も有効です。
皮膚にも精神面・体調が少なからず影響します。ストレス・肉体的疲労の蓄積に注意しましょう。
忙しいことを理由にせず、できる範囲で構いませんので生活リズムを規則正しく確立しましょう。

食事

皮膚もからだの一部です。日々摂取する食物から細胞は生成され栄養を得ていることを再認識してください。
新陳代謝・免疫力を正常化するためにバランスのとれた食事を心がけましょう。
食べ過ぎ飲み過ぎは体に負担をかけます。腹八分目を守りましょう。
加工度の高い食品(インスタント・スナック類・清涼飲料水)は減らして、なるべく素材の原形をとどめたものを食べましょう。アレルギーがなければ果物も定期的に摂取したいところです。

入浴

からだが温まるとかゆみが出やすくなります。湯温は熱すぎず38~39度、長湯は避けましょう。
硫黄分の強い温泉や入浴剤は肌を刺激します。
毎日全身を石鹸・洗浄剤で念入りに洗う必要はありません。皮脂を取りすぎないためにも軽く汗・汚れを落とすイメージを持ちましょう。とくに乾燥の強い部位や湿疹の部位は石鹸の泡で手のひらで軽く撫で洗いをするだけで十分です。
入浴後はなるべく早く保湿剤を乾燥部に薄くひろめに延ばしてください。


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