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明日美ひふ科クリニック
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皮膚トラブルのセルフケアと予防方法
2025 / 11 / 28毎日の生活の中で、肌の調子を整えたりトラブルを防いだりする方法はたくさんあります。「何となく肌の調子が悪い」「繰り返すトラブルをどうにかしたい」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。実は、ちょっとした習慣の見直しで、肌の状態は大きく変わることがあります。ここでは、今日から始められるセルフケアと予防のポイントを、具体的にご紹介していきます。
1. 正しい洗顔方法
肌への負担を減らして清潔に保つことが、トラブル予防の基本です。
洗顔は毎日行うものだからこそ、正しい方法を身につけることが大切になります。
洗顔のポイント (タップで表示)
まず、お湯の温度に気をつけましょう。ぬるま湯(32〜34℃くらい)で洗うのがベストです。熱すぎると必要な皮脂まで取り除いてしまい、冷たすぎると毛穴の汚れが落ちにくくなります。手で触って「少しぬるいかな」と感じるくらいが目安です。
洗顔料はしっかり泡立てることが重要です。泡立てネットを使うと簡単にきめ細かい泡が作れます。ゴシゴシこすらず、手と泡でやさしく洗うのがコツです。Tゾーンなど皮脂が出やすい部分を中心に、30〜40秒ほどで洗い流します。長時間洗いすぎると、かえって肌に負担をかけてしまうので注意してください。
すすぎは意外と重要なステップです。生え際やフェイスラインに洗顔料が残りやすいので、丁寧に洗い流しましょう。すすぎ残しは肌荒れの原因になります。
タオルで拭くときも、ゴシゴシこすらず、押さえるようにして水分を吸い取らせてください。清潔なタオルを使うことも忘れずに。
洗いすぎや熱いお湯の使用は、必要な皮脂まで落としてしまい、かえって乾燥や皮脂の過剰分泌を引き起こすので注意が必要です。「しっかり洗えば洗うほどいい」というわけではないんですね。
2. 保湿ケアのコツ
肌の乾燥は、あらゆる皮膚トラブルの大きな原因になります。
ニキビ、かゆみ、赤み、シワなど、多くのトラブルの背景に乾燥があります。
朝晩の保湿は習慣にしておきたいですね。
保湿で大切なこと (タップで表示)
洗顔後は5分以内に保湿するのが理想的です。洗顔後の肌は水分が蒸発しやすい状態になっているため、できるだけ早く保湿することで、水分の蒸発を防ぐことができます。
化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームなど油分を含むアイテムを重ねて、水分をしっかりキープしましょう。化粧水で水分を補給し、乳液やクリームでフタをするというイメージです。特に乾燥しやすい季節や、エアコンの効いた室内で過ごすことが多い方は、油分でのフタが重要になります。
頬や口元など乾燥しやすい部分には重ね付けするのも効果的です。同じ顔の中でも、部位によって乾燥の度合いは違います。自分の肌をよく観察して、必要な部分には丁寧にケアしてあげましょう。
敏感肌の方は、アルコールや香料が控えめな低刺激性のものを選ぶと安心です。肌が敏感になっているときは、シンプルな成分のものを選ぶのがおすすめです。
季節によって肌が必要とする保湿量も変わってくるので、そのときどきの肌の状態を見ながら調整していくことが大切です。冬は重めのクリーム、夏は軽めのジェルなど、季節に合わせて使い分けるのも良い方法です。
3. 紫外線対策は一年中
紫外線はシミやくすみだけでなく、乾燥や炎症の原因にもなります。「紫外線対策は夏だけ」と思っている方も多いかもしれませんが、実は紫外線は一年中降り注いでいます。
日常的にできる紫外線対策 (タップで表示)
曇りの日や冬場でも日焼け止めは使いましょう。曇りの日でも紫外線の60〜80%は地上に届いていると言われています。また、冬でも紫外線はゼロではありません。毎日のスキンケアの一環として、日焼け止めを習慣にすることをおすすめします。
顔や首、手の甲など露出しやすい部分には毎朝塗っておくのがおすすめです。首や手の甲は年齢が出やすい部分でもあるので、顔と一緒にケアする習慣をつけましょう。
長時間外出する日は、2〜3時間おきに塗り直すとより効果的です。汗をかいたり、タオルで拭いたりすると日焼け止めが落ちてしまうので、こまめな塗り直しが大切です。
帽子や日傘、UVカット機能のある衣類も上手に活用してください。日焼け止めだけに頼らず、物理的に紫外線を遮断することも有効な方法です。最近はおしゃれなUVカットアイテムも増えているので、ファッションとして楽しみながら紫外線対策ができますね。
4. 食生活と皮膚の関係
肌は食べたものから作られています。どんなに外側からケアしても、体の内側から栄養が足りていなければ、健やかな肌は保てません。バランスの良い食事が、健やかな肌の土台になります。
肌に良い栄養素 (タップで表示)
タンパク質(肉、魚、卵、大豆)は、肌の材料となる重要な栄養素です。コラーゲンの生成にも欠かせません。毎食、手のひらサイズ程度のタンパク質を摂ることを意識しましょう。
ビタミンC(野菜、果物)は、コラーゲンの生成を助け、抗酸化作用もあります。レモンやキウイ、パプリカ、ブロッコリーなどに豊富に含まれています。ビタミンCは体内に蓄えておけないので、毎日摂取することが大切です。
ビタミンB群(豚肉、納豆、玄米)は、肌のターンオーバーを正常に保つ働きがあります。特にビタミンB2やB6は、皮脂の分泌をコントロールする役割もあります。
オメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油)は、肌の炎症を抑え、バリア機能を高める効果があります。サバやイワシなどの青魚を週に2〜3回食べることを目標にするといいでしょう。
逆に、脂質や糖質の摂りすぎ、過度な飲酒やジャンクフードの食べすぎは、皮脂のバランスを崩すことがあるので気をつけたいところです。揚げ物や甘いものばかり食べていると、肌荒れやニキビの原因になることがあります。
5. 生活習慣の見直し
生活リズムは肌の状態に大きく影響します。スキンケアや食事に気をつけていても、生活習慣が乱れていると肌トラブルが起こりやすくなります。
肌のために意識したい生活習慣 (タップで表示)
十分な睡眠(7時間を目安)をとることで、肌の回復力をサポートできます。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、肌のダメージが修復されます。特に夜10時から深夜2時は「肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、この時間帯に深い眠りについていることが理想的です。
ストレスはホルモンバランスを乱す原因になるので、適度に休息をとったり運動を取り入れたりしましょう。ストレスが溜まると、皮脂の分泌が増えたり、肌のバリア機能が低下したりします。自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。
また、枕カバーやタオルなど肌に直接触れるものは、こまめに洗って清潔に保つことも大切です。枕カバーには皮脂や汗、ホコリなどが付着するので、週に1〜2回は交換するのが理想的です。
適度な運動も肌にとってプラスになります。運動することで血行が良くなり、肌に栄養が届きやすくなります。激しい運動でなくても、ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられるものから始めてみましょう。
6. 皮膚トラブルが悪化した場合は早めに受診を
セルフケアをしても良くならない、痛みや強いかゆみがある、急に症状が広がってきたという場合は、皮膚科を受診しましょう。「このくらいで病院に行くのは大げさかな」と思わず、気になる症状があれば早めに相談することが大切です。
早めに診てもらうことで悪化を防げますし、治療もスムーズに進みます。自己判断で市販薬を使い続けたり、ネットで調べた方法を試したりするよりも、専門家に診てもらう方が確実です。特に、顔に症状が出ている場合は、跡が残らないようにするためにも早めの受診をおすすめします。
皮膚科では、症状に合わせた適切な治療を受けることができます。塗り薬や飲み薬の処方だけでなく、日常生活でのアドバイスももらえるので、長期的な肌の健康のためにも相談してみるといいでしょう。
必要であれば、ニキビ向け、敏感肌向け、乾燥肌向けなど、肌タイプ別のより詳しい対策についてもお伝えできますので、お気軽にお声がけください。
