蕁麻疹

im_illust004蕁麻疹とは、身体の一部がむくみ、かゆみを伴った症状のことを言います。

通常数分から数時間経過すると跡形もなく消えていきます。
症状が広範囲に及ぶこともあり、むくみ以外にも赤み、ブツブツ、が出ることがあります。

蕁麻疹になる原因

蕁麻疹はヒスタミンという物質が関係しています。皮膚深くの細胞には肥満細胞があり、外部から何らかの刺激を受けるとヒスタミンを放出します。このヒスタミンが皮膚の下を流れる毛細血管に働きかけることで、血液に含まれる様々な成分がもれだすので、みみずばれや赤みといった症状がでるのです。

蕁麻疹の種類

蕁麻疹にはアレルギー性のものとそうでないものがあります。アレルギー性蕁麻疹は食べ物、薬剤が主な原因となります。

蕁麻疹を起こす代表的な食べ物:魚介類、肉類、卵、乳製品など。
蕁麻疹を起こす代表的な薬剤:抗生物質、解熱鎮痛剤、咳止めなど。

非アレルギー性の蕁麻疹は、摩擦や圧迫などの物理的刺激、入浴や運動による発汗、そして過度の緊張からくる疲労ストレスなどが原因になります。

蕁麻疹の治療法

二つの治療法があります。ひとつは抗ヒスタミン薬の内服治療です。抗ヒスタミン薬には、体内でアレルギー反応を抑制する働きがあります。もう一つは生活環境からアレルギー性蕁麻疹を引き起こす悪化物質を除去することです。

蕁麻疹を悪化させるもの:飲酒 アスピリン 鎮痛薬 熱い風呂 刺激の強い食べ物

非アレルギー性蕁麻疹の原因の中には心的ストレスが含まれています。自覚症状がないうちにストレスをため込んでいると原因不明の赤みが現れます。内向的な方や情緒不安定な方に多く、治療には心と身体の両方からアプローチする必要があります。

生活上の注意点

特定の食べ物に原因がある場合を除いて、特に食べ方に気を配る必要はありませんが、アルコールなどは悪化因子に含まれるので気をつけましょう。また、食品添加物の中には蕁麻疹の原因となるヒスタミンが含まれていることがあるので注意が必要です。
また、一時的に症状が治まっても、抗ヒスタミン薬の治療を勝手に止めないでください。内服の期間や量については医師と相談するようにしてください。
心的蕁麻疹については、日頃からストレスをためないようし、適度に発散していくことが必要です。


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