治療方法
外用薬として、ヒルノイドやワセリンといった保湿剤を患部に塗布します。かゆみを伴っている場合は抗ヒスタミン薬や抗アレルギー剤を内服します。
乾皮症
原因
乾皮症は皮膚の表面の脂が減ってしまうことにより、皮膚の保湿性が低下し、乾燥してしまう病気です。中高年の方の手足やひざ下によく見られます。
皮膚表面の脂が減ってしまう原因はいくつかありますが、代表的なものとして洗浄剤に頻繁に接触していること、皮膚に物理的なダメージが多いこと、空気が乾燥していることが挙げられます。また、加齢や食生活の乱れによっても、皮膚表面に悪影響を与えてしまいます。
生活上の注意点
乾皮症を治療中に気をつけた方がよいことは以下の通りです。
- ・軽度の乾皮症であればに触れないようすることで乾皮症の予防になります。
- ・肌が乾かないように室内を適度な湿度に保つ
- ・皮膚に過度な刺激を与えないように入浴は熱めではなく、ぬるま湯で短時間にする。
- ・肌への物理的なダメージを与えないように、身体を洗うときは肌を強くこすらないようにする。
ことがあげられます。
重度である場合や、なかなか症状が治まらないようであれば、すぐに皮膚科を受診しましょう。