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あせも

原因

あせも(汗疹)は、主に高温多湿な環境で発生しやすい皮膚のトラブルです。脇、首回り、膝、下着部分など汗をかきやすい部位に生じます。大量の汗をかくことで、汗腺のつまり(汗の成分、ほこりなど)が生じ、汗が皮膚の中にたまることで発赤、発疹、水疱を形成します。汗をかかない環境にすることで自然治癒する事も多いです。ただ、かゆみが強い場合、発疹が広範囲の場合は適切な治療を行った方がいいです。

治療方法

あせも(汗疹)の治療方法は、主に以下のようなアプローチで行われることがありますが、症状の程度や個人の状態によって異なる場合があります。

  • 1. 保湿剤の使用: あせもの皮膚は乾燥しやすいため、保湿剤の使用が推奨されます。保湿剤により皮膚の乾燥を防ぎ、炎症やかゆみを軽減する効果があります。
  • 2. 冷却療法: あせもの炎症やかゆみを緩和するために、冷却療法が行われることがあります。冷たいシャワーを浴びる、冷却ジェルパックを使用するなど、冷たさを感じることで症状を軽減することができます。
  • 3. ステロイド軟膏の使用: 炎症やかゆみが強い場合、ステロイド軟膏が処方することがあります。ただし、ステロイド軟膏の長期使用や広範囲への使用は避けるべきです。
  • 4. シャワーの頻度と清潔保持: あせもの治療では、シャワーで汗を流すことが重要です。ただし、過度に洗浄しすぎると皮膚の自然な保護層が削られる可能性があるため、適度な頻度と優しい洗浄を心掛けましょう。

生活上の注意点

あせも(汗疹)を患った場合、以下の生活上の注意点を守ることが重要です。

  • 1. 皮膚を清潔に保つ: 毎日の入浴やシャワーで皮膚を清潔に保ちましょう。ただし、過度に洗いすぎると皮脂を過剰に除去し、皮膚の乾燥を招く可能性があるため、適度な洗浄を心掛けましょう。
  • 2. 衣服の選択: 通気性の良い衣服を選ぶことが重要です。合成繊維や密着度の高い衣服は汗や湿気を溜めやすく、あせもの悪化を促す可能性があります。天然繊維や通気性のある素材を選びましょう。アクセサリーの着用にも気を付けましょう。
  • 3. 温度と湿度の管理: 高温多湿な環境を避けるようにしましょう。特に夏季や温度の高い場所では、エアコンや扇風機などで室温を調節し、湿度を下げることが有効です。
  • 4. 乾燥対策: あせもの症状が改善するにつれて、皮膚が乾燥することがあります。保湿剤を使用して皮膚を適切に保湿し、乾燥を防ぎましょう。
  • 5. 掻かない: かゆみがある場合でも、掻いてしまうととびひのリスクが高まります。かゆみを我慢し、掻かないようにしましょう。必要に応じて医師の指示に従ったかゆみ止めを使用してください。
  • 6. 摩擦を避ける: あせもの部位に摩擦が加わると、症状が悪化する可能性があります。密着する衣服や過度の摩擦を避けるようにしましょう。